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Grassi Lakes
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「仕事帰りに登りに行く。」この言葉を聞くと多くの人は駅前のジムなどを思い浮かべるだろう。やはり外の「生の岩」となると、週末に一日掛けてとなってくるのではないだろうか。しかし毎日外で登れる。それがクライマーにとっての理想的な環境なのではないだろうか。
カナディアンロッキーの中で生活している僕らには、そんな「アフター5」から登れる岩場が多くある。特に夏場は北緯51度という位置の関係上、日暮れが10時ごろになってくる。仕事の後に外で、日中気分でおもいっきり登れるというわけだ。 そんなカナディアンロッキーの中でも一番人気は「グラッシ−レイクだ。」 |
| キャンモアという観光地バンフで働く人たちのベットタウンのはずれにあり、すぐ隣には、ハーリンピークがそびえ立つ。(このハーリンピークは、メキシコ以北のアメリカ大陸で石灰岩のスポーツクライミングルートで一番長いものとして知られている。こちらについてはまた今度。) グラッシ−レイクというだけあってここには2つの美しい湖がある。簡単なハイキングコースもあり週末にもなると、多くの観光客でにぎわう。アプローチにこのハイキングコースを使っても良いが、普通に歩くと30分ぐらい掛かるので、上部からのアプロ−チがお薦めだ。これなら5分も掛からない。ただし駐車場には気をつけよう。この場所は電力会社の私有地。今後クライミング禁止になる恐れが出てくるため駐車禁止の看板が有る所には車をとめては駄目。ちゃんと駐車場に停めましょう!ちなみにここに見える湖はグラッシ−ではなく、ホワイトマンズポンドというキャンモアの電力全てをまかなうダム湖です。 駐車場からアプローチを進んでいくと、すぐに石灰岩のフェイスが左手に見えてくる。ここは、The Ghetto Area その下には、The Rectory Areaと続く。張り出したフェイスは夕日に映えとても美しいがその分タフで、ほとんどが12台。ロッキーにもこれだけ12がまとまってある場所はそうは無い。はっきりいってウォーミングアップには向かないのでとりあえずもう少し進みましょう。 The Rectoryから20メートルも行くと右手に、Harmit Wall 、左手にWhite Imperialistという2つのエリアが見えてくる。Harmit Wallには冬の間大きな氷の滝も出来、ミックスクライミングも楽しめる。10,11といった手ごろな面白いルートも有るらしいのだが、水の流れが常に有り岩はなかなか乾かないため、あまり人気は無い。反面左手のWhite Imperialistは、日当たりも良く、岩も常に乾いている。また10台のウォームアップに最適のルートも多く、夕方からでも順番待ちの列が出来るほどだ。そしてエリア右手にはオーバーハングのルートもありグレードもそれほど高くはないので、ウォーミングアップ後の一本についつい挑戦したくなる。エリアの中央 に転がっている大きなボルダ−には、大昔インディアンによって描かれた壁画があるが、手の汚れなどで痛むため、触るのはご法度だ。 ここから下部に向かっていくと、やっと湖が見えてくる。湖のえも言われぬ色にあなたも感動するでしょう。そこからかなり足場の悪い下りを降りていくのだが、車、動物が岩の上を移動する際に岩を頻繁に落とすためかなりの注意が必要となる。 もし落石を発見したら大きな声で、「ロック!」と叫ぼう。誰かを怪我から救う結果になるかもしれない。 この危険地帯を抜けると、湖到着。週末にもなると、家族連れで大賑わい。犬は気持ちよさそうに泳いでいる。この湖の左手には、Meat Hooks Areaそして最後になるエリア、Gracelandと続いている。スタートになる駐車場から、最後のエリアになる、Gracelandまで真直ぐに降りてきて大体20分程度。ほんとにコンパクトにまとまっている。 この辺りはポケットだらけの岩で見ためホールドは多いが、全体的にかぶっていて、なめてかかると痛い目に会ってしまう。特に日中は観光客の熱い視線が飛んでくるので、気合を入れて慎重に! 他にもまだ数ヶ所エリアがあり、合計90以上のルートがある。グレードは5.5〜12dと楽しむには最適。平日は昼間よりも夕方からの方が混み合うことも多い正に「アフター5」のいわば。かぶっているので雨の日も何箇所かは登れるし、ローカルもとてもフレンドリーといい事尽くめ! グラッシ−レイク ロッキーに来たら是非一度は行ってもらいたい、屋外のクライミングジムといった感じのところだ。 Report Takeshi Abe |